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文学

『文読む月日』-12月22日

この記事について社会的な課題というものは、もともと際限がないものである。(ヴィクトル・ユーゴー)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳この日のテーマは宗教のテーマとはまた毛色が違って、より現実的に感じるのでよくよく考...
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『文読む月日』-12月21日

この記事についていたずらにこの世の生活の中に幸福を探し求めたあとで、疲れ果てて両手を神へ差し伸べるとき、人々はどんなに喜びをかんずることであろう!(パスカル)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳祈りがテーマでした。...
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『文読む月日』-12月20日

この記事について神の国の到来を目撃しようと期待してはいけない。しかしながら、それが到来することを疑ってもいけない。神の国は絶えず近づきつつあるのである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳神の国は近づきつつある系の...
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『文読む月日』-12月19日

この記事について真の幸福はわれわれの掌中にある。それは影の形に沿うごとく、常に善き生活に付随するものである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳幸福な生き方のヒント、というようなテーマでした。善のみを行う生活をして...
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『文読む月日』-12月18日

この記事について人類のすべての歴史が、神は理屈によってではなく、ただ神に従うことによってのみ理解されるということ、この世に永遠の秩序が存在することは、その秩序に従って生きてみて初めてはっきりするということ、ただそうした方法によってのみわれわ...
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『文読む月日』-12月17日

この記事についてわれわれの存在とほかのすべての存在との合一の意識は、われわれのなかに愛となって現れる。愛とは己の生命の拡大である。愛すれば愛するほどわれわれの生は広大で、充実した、喜ばしいものとなる。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルスト...
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『文読む月日』-12月16日

この記事について人々の行為を善行と悪行に分ける疑う余地のない目印がある。その行為が人々の愛と合一を増大するならば、それは善行であり、不和と分裂をもたらすならば、悪行である。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳人間の...
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『文読む月日』-12月15日

この記事について迷妄だけが人為的な支持を必要とする。真理は自在自立するものである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳迷妄や真理に関する話は個人的に好きです。嘘つきほど大声で説得しなければいけない、みたいな説話も多...
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『文読む月日』-12月14日

この記事について人間の霊は――神の灯明である(『タルムード』)霊の本質は非常に深淵で、われわれがどんなに知ろうと思っても、絶対にそれを定義づけることはできない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳霊についてのことで...
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『文読む月日』-12月13日

この記事について本質的には、神を敬う方法はただ一つしかない――すなわち、己の義務の遵奉と、理性の諸法則にかなう行為がそれである。(リフテンベルグ)自分の言葉も他人の言葉も、とにかく言葉を信用しないで、自分の行為や他人の行為のほうを信用するが...