2025-02

文学

『文読む月日』-2月28日

この記事について芸術は人々を合一せしめる手段の一つである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳トルストイの作品の中では、芸術についても何度か言及されますね。特に信仰とのつながりを示唆するようなことが多いです。特に芸...
文学

『文読む月日』-2月27日

この記事について慈善は、それが自己犠牲であるとき、ほんとうの慈善である。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳キリスト教の自己犠牲賛美はいいのですが、本当に自己犠牲であればそれでよいのかというのは気になります。自己犠...
文学

『文読む月日』-2月26日

この記事について肉体労働は、くだらぬお喋りを免れさせてくれるというだけでも、すでに有益である。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳この一文だけで気難しいおじいさんを想像できますね。特に土地の所有に関して、自ら耕すこ...
文学

『文読む月日』-2月25日

この記事について祈るということは――永遠にして無窮なる存在者たる神の掟を認め、それを想起し、その掟に自分の過去および未来の行為を当てはめて考えることである。できるだけ頻繁に祈るがよい。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二...
文学

『文読む月日』-2月24日

この記事についてわれわれは他人の前に自分を偽る習慣がすっかり身に付いていて、しばしば自分自身に対しても自分を偽りがちである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳なんだか生き辛さを感じている人に向けた自己啓発本に書か...
文学

『文読む月日』-2月23日

この記事について人間は理性的存在者である。だのにどうして、社会生活を処理するにあたって、理性によらないで、暴力によるのだろう?『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳人類皆理性的存在者というところが理想論な感じがします...
文学

『文読む月日』-2月22日

この記事について神――それはわれわれが自分自身をその一部分として意識するすべての謂である。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳本日のテーマの中は、老子の「道」や神をどう認識できるかという内容でした。どこかにある人格...
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『文読む月日』-2月21日

この記事についてわれわれの動物に対する行為には、なんら道徳的意味がないと思う迷妄、もっと平たく言えば、動物に対しては、われわれにはなんらの義務もないと思う迷妄、そうした迷妄のなかには、実に忌わしい残忍性と野蛮性が顔を出している。(ショーペン...
文学

『文読む月日』-2月20日

この記事について真の進歩、すなわち宗教的進歩と、技術的・科学的・芸術的進歩とを混同してはならない。技術的・科学的・芸術的業績は、現代に見られるように、宗教的頽廃のさなかにあっても非常に偉大でありうるのだ。神に仕えようと思ったら、何はさておき...
文学

『文読む月日』-2月19日

この記事について額に汗して自分のパンを手に入れることをしない人々のなかに、真に宗教的な理解と純粋な道徳性が存在することは、物理的に不可能である。(ジョン・ラスキン)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳働かざるもの食...