人々が神を信じないのは、神だと言って提示された偽物を信じているときだけである。
『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳
トルストイは、ヘレンケラー(生まれつき目にも耳にも障害を持って生まれた女性)が神について初めて説明を受けたとき、「私はそれを以前から知っていました」と言ったとして、人間は本来神を感じ、信仰できるものであると信じているようでした。
この箴言でも、偽物を信じ込ませている者たちのせいで信仰が阻害されているという感じですよね。
偶像や儀式、教父や坊主などはその最たる例として幾度も批判の的にしています。
大事なのは自分の中にある良心に従い行動すること、という主張は著作を通して一貫しています。
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