生活がそれと一致していないならば、信仰も信仰とは言えない。
『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳
トルストイの思想の根幹ともいえる、実践主義がストレートに表されていますね。
儀式や形だけの祈りを信仰ということに無力さを感じていたようで、キリスト教に目覚めてからはどれだけ実生活に清浄な行動を落とし込めるかということに価値を置いていたようです。
貴族の生まれで清浄な生活を送ることに難しさを感じていた葛藤が小説から読み取れるような気がします。
晩年の『復活』では物語の中ですべてを捨てて信仰のために生きる主人公を描きました。
自分の人生では家出という形で行動しようとしましたが、それが最期になりました。
立派ではあると思いますが、若い人が真似することではないとも思います。
人生それぞれフェーズがありますから。若い人が正常な生活を過ごしていたら人類が絶滅しそうです。
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