神の国は汝らの内にある。それゆえ神の国を己れの内に求めよ。しからば、爾余のすべては、われわれにとって望ましきものとなってゆくであろう。
『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳
内なる信仰=神を内心に据えてそれを絶対視することは、人生即ち主観というストア的な思想とも近いように思われます。
つまり、この世のすべては捉え方次第ですと。
そんなこと言われてしまったら何にもなくなってしまうんですが、自制や理性の発揮というストイックな思想には自己完結できる内向き考えは相性がよさそうです。
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