『文読む月日』-6月19日

文学
汝の良心が是認しないことは、いっさいこれを避けよ。
『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳

トルストイはカントと違って簡単明瞭でいいですね。
人生のルールはこれだけです。

というのも、人間の本性は良心に従うこと(いわば性善説)で、良心は神から分けられた神の一部で、神は完全性のある存在という考えがあるからですね。
なので良心に従っていれば間違いないという単純明快なルールが言えるわけです。

キリスト教ネイティブで物質と霊の二元論で生命の構造を納得していればいいのですが、現代科学には苦しめられているでしょうね。
現代科学と親和性の高い解釈を構築することは現代に生きる人にとってとても大事なことだとひしひしと感じます。

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