『文読む月日』-6月16日

文学
一般社会悪を克服するには、ただ一つの方法がある。すなわち自分自身の生活の道徳的完成に精進することである。
『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳

周りに流されるなよということですね。
一般社会悪ってなんだと思いますが、普通の人が普通に生活していたら全部が全部良心に従った生活をしているとは言えないでしょうが、従えなかった部分全部のことだと思います。
嘘ついたとか、仲間はずれにしたとか、人にいいことをしてやれなくて自責を伴うようなことなんかも含まれそうです。

トルストイは一般社会は迷妄、堕落、開き直りでできていると考えているフシがあるような気がしますが、そうであればあるほど自分自身の生活に没頭できそうですね。貴族でお金も持っているので。

現代でも腐らず善い事をしていく人生であればいいのですが。難しいですね。

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