『文読む月日』-4月2日

文学

常に汝の行為を慎み、小事といえども侮るなかれ。(孔子)

『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳

今日のページには全体的に日々善に向けて努力せよというお説教のニュアンスがありました。
孔子がどこでこの言葉を言ったのかは出典が分かりませんでした。このままの言葉は『論語』にはなかったと思います。
「小事といえども侮るなかれ」の部分でいうと、論語では「小忍ばざれば則ち大謀を乱る」が近いでしょうか。
孔子以外では、近しい内容で<大学>の『礼記』に「君子は其の独りを慎む」という言葉が出てきます。
君子は一人の時こそ慎ましくするという意味らしいです。


おそらく、儒教の教えをトルストイが解釈して簡潔にまとめた言葉なのかなと思います。
とにかく、全体的に儒教思想を抜粋して解釈したもののように思います。
コツコツ真面目に生きて、小さな不徳もしないよう注意して生きなさい。という意味合いでしょうね。
トルストイはこれを孔子の言葉としていますが、その真偽は分かりません。

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