『文読む月日』-2月15日

文学

真実の言葉はいつも飾られることなく、かつ簡潔である。(マルセリン)

『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳

真理はシンプルで誰にでも分かり、多くの言葉を必要としないという考えはトルストイの作品でも、老子でも、古代ギリシアの哲学者などからも色々なところで出てきます。
私的にも異論なしです。

本にはマルセリンという方の名前が書かれていましたが、ガブリエル・マルセルという19世紀フランスのキリスト教実存主義の哲学者のことかな?と思いましたが時代がちょっと合わないですね。
マルセルは1889年生まれ、トルストイは1910年逝去ですから、トルストイの晩年にこの本が書かれたころマルセルは20歳そこそこですからね。
フランス風の名前なのでフランス人とは思うのですが、どうでしょう。

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