神の国の到来を目撃しようと期待してはいけない。しかしながら、それが到来することを疑ってもいけない。神の国は絶えず近づきつつあるのである。
『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳
神の国は近づきつつある系の話は度々見ます。トルストイ以外の文章でも結構見ます。
キリスト教系の文章では決まり文句みたいなものなんでしょうか?聖書にあるとか?
特に、ラムネという人の文章は近づきつつある系の文章が多く、色々な表現の仕方で同じことを言っているのですごいなと思います。
(この日には出てきませんでしたが、『文読む月日』に計25回も登場します)
ラムネという名前が印象的なのと、いつも近づきつつあると言っているので興味が湧き調べてみたのですが、本名はFélicité-Robert de Lamennais、トルストイと同年代のフランスの思想家らしいです。教皇から破門されキリスト教社会主義を唱え始めたのだとか。
教会キリスト教はダメだ、という点でトルストイと一致していたのですね。
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