『文読む月日』-1月2日

文学

特定の教えを神の啓示ととる(だからそれは神学と呼ばれるのであるが)ことではなくて、われわれのあらゆる義務全般を神の誡めととることのなかに、およそ宗教の本質は存在する(カント)

『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳

365日の中でも特に難しいと思う箴言が出てきました。

大きく宗教とは何かということがテーマになっている日なのですが、他の箴言では、
宗教とは自分を囲む世界と自分の関係を位置づけるもの、何のためにいきるのか、世界とはなにかという問いに答えようとするものというような内容が書いてありました。

ところで、世界の色々な宗教に、隣人(他者)への愛(少なくとも対立しないこと)が根底にあることが共通しているとも書かれていました。

宗教者が提示する教えをありがたがるのではなく、自分の良心からでることを信じることが本当の宗教である、くらいの意味でしょうか。

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