文学

『文読む月日』-6月12日

この記事について 善き業を果たせば果たすほど、より多くの生命が人間に加わってくる。(ジョン・ラスキン) 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 度々出てくるジョン・ラスキンですが、この人は19世紀イギリスの思想家・芸...
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『文読む月日』-6月11日

この記事について 罪悪を避け、それに打ち克つためには、何よりもまず、すべての罪悪の根源が悪しき思想にあることを認めねばならない。われわれはすべて――われわれの思索の結果にすぎないのだ。(仏陀) 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作...
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『文読む月日』-6月10日

この記事について 来世を信じうるものはただ、それの意識のなかで、この世には存在しない世界との新しい関係を打ち建てた者ばかりである。 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 キリスト教には来世はありませんから、ヨソの話...
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『文読む月日』-6月9日

この記事について 過去、現在、未来に渡って、人間がその全生涯を賭けるに値する仕事がただ一つだけある。それは人々との愛による心の交流であり、彼らとのあいだに作り上げた障壁の打破である。 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二...
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『文読む月日』-6月8日

この記事について 善と真とは車の両輪である。 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 善と真実が信仰の実践を進める車輪の右と左という風に理解しますが、この言葉自体は特にどこの誰が言ったということではないようですね。ト...
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『文読む月日』-6月7日

この記事について 自分には厳しく、他人には寛大であれ。そうすれば君は敵を持つことがないであろう。(中国の金言) 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 この言葉の出典は分かりませんが、おそらく『論語』の思想を簡単にか...
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『文読む月日』-6月6日

この記事について 復讐を思う者の傷口はいつまでも新しいままである。もし復讐を考えなければ、傷はすぐ治るであろうに。(ベーコン) 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 人を呪わば穴二つみたいなことでしょうか。他の日に...
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『文読む月日』-6月5日

この記事について 外的世界はそれ自体として、実際にはわれわれがそれを認識するそのままのものではない。それゆえこの世の中の物質的なものは、みんなそう重要ではない。では何が重要であるか? あらゆる存在者にとっていつでもどこでも間違いなくただ一つ...
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『文読む月日』-6月4日

この記事について ある物、ある習慣、ある法律が尊重されていればいるほど、本当にそれが尊重に値するかどうかを、注意深く調べなければならない。 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 慣習に対して無条件に従うのではなく、...
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『文読む月日』-6月3日

この記事について 彼らがそれを知ろうと知るまいと、あらゆる存在者は切り離しがたく互いに結ばれているのである。 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 人類全員同胞という考えを表現しています。なぜ人類全員同胞と言えるか...