『文読む月日』-7月20日

文学
宗教を実人生に生かす第一の条件は生きとし生けるものへの愛と憐愍である。(フォーペン・ヒングーツィーキング)
『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳

フォーヘン・ヒングーツィーキング・・・この名前気になりますね・・・

日本語で検索しても何も出てきませんし、綴りもわからない・・・

ロシア語の原典では「Фо-пен-хинг-тзи-кинг」という綴りでした。ローマ字にすると「Fo-pen-hing-tsi-king」でしょうか。

色々調べてみたら、どうやら中国に伝わった仏教典の中国語読みを音写した物らしいです。

アスヴァゴーシャ(馬鳴)著の『仏所行讃/ブッダチャリタ(Fo-sho-hing-tsan-king』という物は近い音をしていますが、これかどうかは定かではありません。(多くはトルストイの翻訳ミスでこうなったのではという発言もありました。)

この本には、動物を殺さないこと・慈悲深くあることが徳であるという詩句が載っているそうです。

真偽は分からないのですが、この箴言のテーマとは合っているので、調べ物はこのくらいにしておきましょう。

とにかく、この日のテーマは動物への憐憫と菜食主義、もっというと果実食主義が最も罪のない主義で、生き物への愛は動物への愛で始まる、というような内容でした。

なお、せっかくロシア語原著まで調べたので、この箴言の直訳をみると、「宗教を人生にもたらすための最初の条件は、すべての生き物への愛と哀れみです。」という文章のようです。

翻訳家による日本語の差みたいなものも面白いですね。

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