『文読む月日』-3月12日

文学

大事なのは、善き生活についてあげつらうことではなくて、実際に善を行なうことである(『タルムード』)

『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳

繰り返し言われている、善の実践が大事という話ですね。
思うだけの善は何の価値もないという考えはよく出てきます。

この日の箴言の出典には、インドやペルシアの言葉が多かったです。
善き生活の実践については、死は自分の都合で待ってはくれないから今できる善行を先に延ばすな、とか悪しき生活をするものは善を行う人の敵だとかそういう内容が書いてありました。
最期の締めくくりに

過去の行為がどんなにその人の生き方に強い影響を及ぼすにしても、人間はやっぱり自分の精神力でその生き方を変えることができる。

という言葉が書いてありました。
自己啓発本みたいですね。

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