『文読む月日』-12月22日

文学

社会的な課題というものは、もともと際限がないものである。(ヴィクトル・ユーゴー)

『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳

この日のテーマは宗教のテーマとはまた毛色が違って、より現実的に感じるのでよくよく考えさせられます。

トルストイは無政府主義者として知られていますが、暴力は否定しています。
ではどうやって現実の政府が支配する国家が無政府状態になるのか?というと、人々が自主自立して人間として自由になっていく結果が無政府状態ということらしいです。
個人的には好きな考えです。

今日の引用についても、社会的な課題は人々が社会一般の課題の解決を政治に求めるから再現がないのであるという解釈みたいです。
社会の課題を政治の責任にして満足している精神性が社会を改善できない理由と言っているのは気持ちがいいです。
その方が小さな1人でも努力しがいがありますしね。
今の政治に対して、投票いっても何も変わらないじゃん。という気持ちに対する答えな気がしています。

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