文学

『文読む月日』-12月28日

この記事について学問とは、通常人々がその名で呼んでいるものではなくて、より高い、人々の幸福にとってより必要な認識の対象を取り扱うものである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳学問については度々取り上げられますが、...
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『文読む月日』-12月27日

この記事について自分自身を単なる肉体的存在と観ずるや否や、人間はたちまち解きがたき謎、ほぐしがたき矛盾となる。祝福された人々の住むところとしての天国について語るとき、人々は通常、頭上の無限の空間のなかのどこか高い場所のことを想像する。しかし...
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『文読む月日』-12月26日

この記事について幼年時代は、心理的に暗示を受けやすい時代である。それゆえ教育上一番大事なことは、子供に影響を及ぼす暗示を厳しく選ぶことである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳多くの親にとっての悩みである、子を良...
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『文読む月日』-12月25日

この記事について慈善はわが家ではじまるものである。もし慈善を行うためにどこかへ出かけなければならないと言うのなら、君の行いたがっている慈善は本当の慈善とは言われない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳今日の箴言に...
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『文読む月日』-12月24日

この記事について自ら精神的に成長し、人々の成長にも協力せよ。それが人生を生きることである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳クリスマスイブですがお説教は続きます。道徳版マルチ商法。トルストイの著作の中にはたびたび...
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『文読む月日』-12月23日

この記事について博学と叡智はめったに両立しない。学者は多くのことを知っているが、たいていは不必要なこと、怪しげなことである。真の賢者はそうたくさんのことは知らないが、彼の知っていることはみな自分にも人にも必要なことであり、また知っていると言...
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『文読む月日』-12月22日

この記事について社会的な課題というものは、もともと際限がないものである。(ヴィクトル・ユーゴー)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳この日のテーマは宗教のテーマとはまた毛色が違って、より現実的に感じるのでよくよく考...
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『文読む月日』-12月21日

この記事についていたずらにこの世の生活の中に幸福を探し求めたあとで、疲れ果てて両手を神へ差し伸べるとき、人々はどんなに喜びをかんずることであろう!(パスカル)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳祈りがテーマでした。...
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『文読む月日』-12月20日

この記事について神の国の到来を目撃しようと期待してはいけない。しかしながら、それが到来することを疑ってもいけない。神の国は絶えず近づきつつあるのである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳神の国は近づきつつある系の...
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『文読む月日』-12月19日

この記事について真の幸福はわれわれの掌中にある。それは影の形に沿うごとく、常に善き生活に付随するものである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳幸福な生き方のヒント、というようなテーマでした。善のみを行う生活をして...