文読む月日

文学

『文読む月日』-1月25日

この記事について無益な知識をうんと蓄め込むよりも、少しでもいいから人生の掟を学ぶほうが大事である。人生の掟は汝を悪より防ぎ、善へと導くであろう。その反対に無益な知識は、いたずらに汝を傲慢の罪に誘い、真に汝に必要な人生の掟を明らかに悟ることを...
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『文読む月日』-1月24日

この記事について大事なのはわれわれが占めている場所ではなくて、われわれが進んでいる方向である。(ホルムス)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳現状の結果にばかり気を付けるのではなく、常に何をしているかを顧みながら生...
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『文読む月日』-1月23日

この記事についていかなる場合にも、人々に対する自分の憤怒を正しいと考えてはならぬし、いかなる人も人でなしとか、役立たずとか言ったり考えたりしてはならない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳他人に対する怒りについて...
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『文読む月日』-1月22日

この記事について一人一人の肉体のなかには、みんな同じ神的本源が宿っている。それゆえ一人の人間だろうと人間の集団であろうと、その神的本源と肉体との結合体を、すなわち人命を破壊する権利はないのである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ ...
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『文読む月日』-1月21日

この記事についてわれわれは、世のなかで一番大事なことは、何か目に見える仕事、たとえば家を建てるとか、畑を耕すとか、家畜に餌をやるとか、果物を収穫するとかいった仕事であって、自分の霊などといった、なんだか目に見えない代物のことを考えるのはちっ...
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『文読む月日』-1月20日

この記事についてわれわれが生まれるとき、われわれの霊は肉体という柩の中へ置かれる。しかしこの柩、つまりわれわれの肉体は徐々に滅んでゆき、われわれの霊はますます解放されてゆく。そして肉体が死亡したとき、霊は完全に解放されるのである。(ヘラクレ...
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『文読む月日』-1月19日

この記事について個人生活にしても、社会全般の生活にしても、掟はただ一つ、その生活を改善したいと思ったらそれを放棄する覚悟をしなければならない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳トルストイ晩年の小説『復活』では、信...
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『文読む月日』-1月18日

この記事について真に必要な唯一の学問は――人間いかに生くべきかについての学問である。そしてそれは万人の手に届く学問である。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳現代のように高度な技術や複雑な専門知識が発達しても、古代...
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『文読む月日』-1月17日

この記事についてもしも諸君が人に向かって善を教えることができるのに、それをしない場合、諸君は己の兄弟を失うことになる。(中国の格言)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳中国の格言、というのが出典が無いので何かは不明...
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『文読む月日』-1月16日

この記事について似而非信仰の要求に屈すること――そこに人々の不幸の最大の原因がある。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳似而非(えせ)信仰を求めてくる主体として、トルストイの作品の中で最もよく出てくるのは当時の教会...