文読む月日

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『文読む月日』-2月14日

この記事についてわれわれ一人一人の内部に神が宿っている。そのことを思い出すことほど、われわれを悪から遠ざけ、善行を援助してくれるものはない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳古今東西の宗教でも、大なる全体の一部が...
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『文読む月日』-2月13日

この記事について人は善き生活に依ってのみ神に嘉せられる。それゆえ、正しく清らかで、善良で謙抑な生活以外の何かで神を喜ばせようと考えることは、すべて欺瞞であり、神に対する偽奉仕である。(カントによる)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ...
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『文読む月日』-2月12日

この記事についてわれわれ一人一人を死が待っている事実ほど確実なことはないのに、われわれはあたかもけっして死が訪れないかのような暮らし方をしている。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳前日のテーマが人生の目的でしたか...
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『文読む月日』-2月11日

この記事について人生は、それが人生の掟の、換言すれば、神の掟の遂行である度合いに応じて、善き人生というべきである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳何のために生きているのかという疑問についての答えの一つを提示して...
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『文読む月日』-2月10日

この記事について誰よりもよく自分自身を知っている人は、誰よりも自分を尊敬することが少ない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳謙虚になれよ、というお説教はよく出てきますね。ただ、キリスト教の(ざっくり外国の)謙虚っ...
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『文読む月日』-2月9日

この記事について子供と子供が出会うとき、彼らは喜びに満ちた笑顔をもって好意を示しあうが、変質堕落させられていない大人の場合も同じである。それなのに、ある国家の一員となると、まだ見たことさえない異国人を憎悪し、彼に苦しみと死を与えようと身構え...
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『文読む月日』-2月8日

この記事についておよそ非難は、不当な非難のみならず正当な非難でさえ、一度に三者に害毒を及ぼすものである。まず第一に非難される当人に、それから非難の言葉を聞かされる第三者に、そして何よりも非難の言葉を吐くその人に。"他人の罪を隠してやるがよい...
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『文読む月日』-2月7日

この記事について"汝らの天の父が純全なるがごとく純全なるべし"と福音書に言われている。これはキリストが人間に神様のようになれと命じているのではなく、万人は神の純全性に少しでも近づくよう努力しなければならないと言っているのである。『文読む月日...
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『文読む月日』-2月6日

この記事についてわれわれはよからぬことのゆえに欲望し、動揺し、苦悶する。真のよきものは、そうしたわれわれの欲望とは無関係なばかりでなく、むしろ欲望に反して、またしばしばよからぬことゆえの動揺や苦悶を味わったあとで、はじめて獲得されるものであ...
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『文読む月日』-2月5日

この記事について思想は自由なように見えるけれども、人間のなかには、思想を支配することのできる、思想より強い何かがある。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳現代から言うと、『ファスト・アンド・スロー』で言われたように...