文読む月日

文学

『文読む月日』-5月5日

この記事について何人に対しても誠実であれ。ことに子供に対しては、しかりである。子供との約束は必ず守れ、さもないと彼を虚言に慣らすことになるであろう。(『タルムード』)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳子供は大人の...
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『文読む月日』-5月4日

この記事について諸君が懐く思想ないし語る思想は、結局善あるいは悪を行なう能力に転じ、因果応報となって諸君に返ってくるのである。(リュシー・マローリ)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳我々のいだく思想から行為が生じ...
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『文読む月日』-5月3日

この記事について賢者は自ら知らんがために学び、愚者は人に知られんがために学ぶ。(東洋の金言)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳なんとなく儒教系っぽい感じですかね。賢者の学びは自己完成を目指すことが動機であり、愚者...
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『文読む月日』-5月2日

この記事について喧嘩、口論は簡単に始められるが、それを鎮めるのは、火事を消すのと同様、なかなか厄介である。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳ほんとそうですね。いつでも人って変わらないですね。
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『文読む月日』-5月1日

この記事について汝自らの行為を責めよ。 そして責めても絶望はするな。(エピクテトス)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳罪を憎んで人を憎まず、の自分バージョンですかね。さらに、罪を憎んで自分を憎まず、気にするな。と...
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『文読む月日』-4月30日

この記事について人生の真の目的は、無限の生を知ることにある。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳トルストイの言う生は、肉体の生ではないことが殆どです。肉体と精神(霊)の二元論で語っていることが多いですので、ここでの...
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『文読む月日』-4月29日

この記事について自分だけのためなら、つまり自分自身に仕えるためなら、なるべく健康でなるべく強力でなければならないが、神に仕えるためなら、それが必要でないばかりか、しばしばその反対の場合がある。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 ...
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『文読む月日』-4月28日

この記事について永遠の遊惰は、地獄の苦しみの一つとして考えられなければならないのに、反対に天国の喜びの一つと考えられている。(モンテーニュ)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳遊惰というと、何もせずダラダラ過ごして...
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『文読む月日』-4月27日

この記事について人間というものは、いつも自分にとって最善と思われるような行為をするものだ、ということをよくわかってほしいし、けっして忘れないでいてほしい。もしその行為が本当に彼のために最善のものなら、彼は正しいわけである。またもし間違ってい...
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『文読む月日』-4月26日

この記事について己れの内なる神を意識しつつ神のなかに生き、神とともに生きよ。しかして言葉をもって神を定義せんと試みるなかれ。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳トルストイは様々な本の中で謙虚さ・同情心・良心は善き人...