文読む月日

文学

『文読む月日』-12月16日

この記事について人々の行為を善行と悪行に分ける疑う余地のない目印がある。その行為が人々の愛と合一を増大するならば、それは善行であり、不和と分裂をもたらすならば、悪行である。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳人間の...
文学

『文読む月日』-12月15日

この記事について迷妄だけが人為的な支持を必要とする。真理は自在自立するものである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳迷妄や真理に関する話は個人的に好きです。嘘つきほど大声で説得しなければいけない、みたいな説話も多...
文学

『文読む月日』-12月14日

この記事について人間の霊は――神の灯明である(『タルムード』)霊の本質は非常に深淵で、われわれがどんなに知ろうと思っても、絶対にそれを定義づけることはできない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳霊についてのことで...
文学

『文読む月日』-12月13日

この記事について本質的には、神を敬う方法はただ一つしかない――すなわち、己の義務の遵奉と、理性の諸法則にかなう行為がそれである。(リフテンベルグ)自分の言葉も他人の言葉も、とにかく言葉を信用しないで、自分の行為や他人の行為のほうを信用するが...
文学

『文読む月日』-12月12日

この記事についていかなるものにも抵抗できるけれど、善良さに対しては抵抗できない(ルソー)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳キリスト教的な思想の日でした。どんな悪行でも善意を挫くことはできない、善最強ということです...
文学

『文読む月日』-12月11日

この記事について真にすぐれた食物は、汝ら自らあるいは汝らの子供らの労働によって得られた食物である(マホメット)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳今日は人間すべて農耕せよという内容でした。食料自給率の低さが取り沙汰...
文学

『文読む月日』-12月10日

この記事について誤った羞恥心は、悪魔の大好きな武器である。悪魔はそれによって、誤った高慢心による以上に成功を収める。誤った高慢心によっては、彼はただ悪を奨励するにすぎないが、誤った羞恥心によっては、善を阻止しうるのである。(ジョン・ラスキン...
文学

『文読む月日』-12月9日

この記事について悪党の最後の隠れ家――それは愛国心である。(サミュエル・ジョンソン)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳トルストイは無政府主義と言われることがあるそうですが、そのような内容の日です。あくまで自分の良...
文学

『文読む月日』-12月8日

この記事について人生の掟は賢者にとっては最初不明瞭であるが、それを追求してゆくうちに、だんだん明瞭になる。人生の掟は凡人たちにとっては明瞭であるが、それに従って進むにつれて、だんだんぼんやりしてくる。(孔子)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・...
文学

『文読む月日』-12月7日

この記事について死は、われらの霊がそこに宿る形の変化である。形と、その形のなかに宿るものとを混同してはいけない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳死に関するテーマの日です。トルストイは、人間は肉体と霊の二元論の存...