文学

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『文読む月日』-3月282日

この記事について人々とともにいるとき、孤独のときに学んだことを忘れぬがよい。孤独の内にあるとき、人々の交際によって学んだことを思うがよい。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳なんとなくエモい感じがします。晴耕雨読を...
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『文読む月日』-3月27日

この記事についてその生涯が絶えざる勝利であるような人、無限なもの、真実なるものに向かって精進するために、人々の賞讃のなかにではなくて自分の仕事のなかに支えを見出している人、世間に目立たず、目立とうとも思わない人――そんな人を尊敬するがよい。...
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『文読む月日』-3月26日

この記事について信仰はいつの時代にも同じであると考えるのは、大きな誤りである。長く生きれば生きるほど、人々の信仰はわかりやすくて、簡潔で、強固なものとなるのだ。信仰がわかりやすく、簡潔で、強固であればあるほど、人々の生活はますます平和な、立...
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『文読む月日』-3月25日

この記事について何を手に入れ何を使用するにも、これは人間の汗の結晶であり、これを消費したり、壊したり、失ったりするのは、人の汗の結晶を壊し、人間の生命を消費するのと同じだということを忘れぬがよい。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ ...
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『文読む月日』-3月24日

この記事について神の掟を遵奉する者のみが、神そのものをも認識する。そしてまた、神の掟をより正しく遵奉すればするほど、その人はよりよく、より明瞭に神を認識するのだ。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳その人の心意気次...
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『文読む月日』-3月23日

この記事について自分や自分の家族を養うに必要な以上に土地を私有する人は、一般民衆の苦しみの原因となっている困苦や欠乏や堕落への参加者であるのみならず、その責任者でもあるのだ。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳当時...
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『文読む月日』-3月22日

この記事についてたとえ真実がわれわれに何をすべきかを指示しない場合があっても、それは常にわれわれに何をすべきでないか、また何をやめねばならないかを指示するであろう。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳真実というと、...
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『文読む月日』-3月21日

この記事について現にこの世の中にわれわれの奉仕の場所はある。それゆえわれわれは、この世での奉仕の実践に全力を傾注しなければならない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳輪廻転生や来世救済はともすれば今現在を蔑ろにす...
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『文読む月日』-3月20日

この記事について尋ねられたら何一つ隠すな。しかしながらその必要のない場合は、自分の悪事について語らぬがよい。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳求められたら正直になる必要はあるけど、自分に不利になることは進んで言わ...
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『文読む月日』-3月19日

この記事について富者の満足は、貧者の涙によって得られる。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳古く西洋では、全体の富は一定で貧富の差はその取り分の不平等のためであるという考えが一般だったそうです。金本位性ですから正し...