文学 『文読む月日』-7月5日 この記事について 悪をなしうるのは当人自身だけである。人間の意思にかかわりなく生ずることは、すべて善である。 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 トルストイのオリジナルの思想に感じますが、ストア派の影響が大きいよ... 2025.07.21 文学文読む月日
文学 『文読む月日』-7月4日 この記事について 刑罰を課することは、まるで火を暖めるようなものである。あらゆる犯罪は常に、それ自身のなかに、人々が課しうるいかなる刑罰よりもより厳しくて、より合理的で、より行なわれやすい刑罰を含んでいるものである。(訳註――これは『老子』... 2025.07.21 文学文読む月日
文学 『文読む月日』-7月3日 この記事について 一人の、あるいは少数者の奴隷となってはいけない。もし万人の奴隷となれば君は万人の友となるであろう。(キケロによる) 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 一人あるいは少数者の奴隷というのは文字通り... 2025.07.21 文学文読む月日
文学 『文読む月日』-7月2日 この記事について 競争心から何も美しいものは生まれず、高慢心から何も貴いものは生まれないことを忘れないがよい。(ジョン・ラスキン) 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 自然に従って高潔に生きた結果から生まれた物が... 2025.07.06 文学文読む月日
文学 『文読む月日』-7月1日 この記事について あらゆる真理の源は神である。真理が人間の内に現われるとしても、それは真理が人間から生ずるわけではなくて、ただ人間には真理を映しだす鏡のような性質があるということなのである。(パスカル) 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トル... 2025.07.06 文学文読む月日
文学 『文読む月日』-6月30日 この記事について もし人々が、世界を救いたいと思う代わりに自分を救いたいと思いさえすれば、さらにはまた、人類を解放したいと思う代わりに自分自身を解放したいと思いさえすれば――彼らは世界を救うため、あるいは人類を解放するために、どれだけ大きな... 2025.06.30 文学文読む月日
文学 『文読む月日』-6月29日 この記事について 主よ、われに力を藉し、清浄と謙抑と愛情とをもって汝の御旨を遵奉しつつ、常に喜ぶことを得させたまえ! 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 この文章を読むと、私たちからするとなんで神頼みなんだ自分で... 2025.06.29 文学文読む月日
文学 『文読む月日』-6月28日 この記事について 家族に対する愛情は、結局自愛の感情であって、それゆえ不正な、よからぬ行為の原因になりかねないが、けっしてその弁解にはならない。 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 家族愛を自己愛とすると結構境界... 2025.06.28 文学文読む月日
文学 『文読む月日』-6月27日 この記事について 水をいっぱい入れた容器をこぼさないようにするには、注意深くまっすぐに持つことである。刃物を鋭利にしておくには、絶えずそれを磨くことである。もし君が真の幸福を求めるなら、自分の霊もそうしなければならない。(『老子』) 『文読... 2025.06.27 文学文読む月日
文学 『文読む月日』-6月26日 この記事について 人間は理性によってのみ、ほかの動物と区別される。ところがその理性を鍛錬発達させる人々もいるけれど、大部分の人がそれを無視している。まるで、自分と畜生とを区別するいっさいのものを拒否したいと思っているかのように。(東洋の金言... 2025.06.26 文学文読む月日