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文学

『文読む月日』-6月1日

この記事について 悪いことをするよりも、何もしないほうがよい。 『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳 トルストイの話の中では、善を行うことに価値があります。その反対である悪を行うことは、何もしないよりも価値がないこ...
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『文読む月日』-5月31日

この記事について感謝の喜びこそ最大の敬神である。(レッシング)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳感謝の心で社会と自分に対していくことこそが信仰であるという風に読めます。感謝というのは何かしらとのつながりを感じるこ...
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『文読む月日』-5月30日

この記事について土地を買ったり、売ったり、登記したり、管理したりすることは、大きな罪と言わねばならない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳土地の問題意識は当時のロシアにあっては大きなものだったようですね。土地に縛...
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『文読む月日』-5月29日

この記事についてただ一つの直接的に確実なものは、われわれの意識の確実さであ(訳註自分のなかには現にちゃんと意識があるということ。"われ思う、ゆえに在りに通ずると思う")『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳デカルトで...
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『文読む月日』-5月28日

この記事について富者を尊敬してはいけない。彼らの生活から遠去かり、彼らを憐れまなければならない。富者は己れの富を誇るべきでなく、これを恥じなければならない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳ここでは富者は弱者の富...
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『文読む月日』-5月27日

この記事についていったいなぜあの人は、宗教的・政治的・学問的に、あれほど奇怪で不合理な立場を擁護するのだろうと、不思議で仕方がないことがしばしばあるが、よく調べてみれば、ただ自分の立場を擁護する保身術にすぎないのである。『文読む月日』ちくま...
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『文読む月日』-5月26日

この記事について死は同意で、それゆえ、また道徳的行為でありうる。動物は息が絶えるだけであるが、人間は自分の霊をその創造者に委ねなければならない。(アミエル)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳死は同意で、というとこ...
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『文読む月日』-5月25日

この記事について他人の悪口を言ったり、君のことを褒めたりする人の話は、聞かないほうがいい。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳社会に出ていると思い当たる節がたくさんありますよね。大昔からそうなのでしょう。悪口につい...
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『文読む月日』-5月24日

この記事についてもし汝のうちに行動力があるならば、その行動をして愛に溢れたものたらしめよ。もし汝が弱くて無力な存在であれば、汝の弱さをして愛に溢れたものたらしめよ。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳愛の実践には自...
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『文読む月日』-5月23日

この記事について自然はわずかしか求めないが、人間の心が欲望を逞しゅうする。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳この考えも古今東西言われてきた欲望に対する考え方ですね。自然が求める、という言い方がストア哲学っぽい感じ...