2025-05

文学

『文読む月日』-5月9日

この記事について徳は絶えず前進し、しかも絶えず新たに出発する。(カント)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳トルストイの思想を見るに、徳は信仰の生活、善などとほとんど同じ使われ方をしているように感じます。特に信仰的...
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『文読む月日』-5月8日

この記事についてある人が賢者に向かって、あなたは悪い人間だと世間で言ってますよ、と告げた。すると賢者は答えて言った。「みんなが私のことを何もかも知っていないから、まだありがたい。もし何もかもを知れば、もっとひどいことを言うだろう」『文読む月...
文学

『文読む月日』-5月7日

この記事について運命に偶然というものはない。人は運命に出会うのではなく、運命を創造するのである。(ウィルメン)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳人生能動的に生きろよ、という励ましのようです。ウィルメンというのが誰...
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『文読む月日』-5月6日

この記事について人間が動物より上だというのは、動物を冷酷に苦しめうるからでなくて、彼らをれむからである。(仏陀の教え)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳強い力を持つ者が上なのではなく、精神的優位を持っているから上...
文学

『文読む月日』-5月5日

この記事について何人に対しても誠実であれ。ことに子供に対しては、しかりである。子供との約束は必ず守れ、さもないと彼を虚言に慣らすことになるであろう。(『タルムード』)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳子供は大人の...
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『文読む月日』-5月4日

この記事について諸君が懐く思想ないし語る思想は、結局善あるいは悪を行なう能力に転じ、因果応報となって諸君に返ってくるのである。(リュシー・マローリ)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳我々のいだく思想から行為が生じ...
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『文読む月日』-5月3日

この記事について賢者は自ら知らんがために学び、愚者は人に知られんがために学ぶ。(東洋の金言)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳なんとなく儒教系っぽい感じですかね。賢者の学びは自己完成を目指すことが動機であり、愚者...
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『文読む月日』-5月2日

この記事について喧嘩、口論は簡単に始められるが、それを鎮めるのは、火事を消すのと同様、なかなか厄介である。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳ほんとそうですね。いつでも人って変わらないですね。
文学

『文読む月日』-5月1日

この記事について汝自らの行為を責めよ。 そして責めても絶望はするな。(エピクテトス)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳罪を憎んで人を憎まず、の自分バージョンですかね。さらに、罪を憎んで自分を憎まず、気にするな。と...