2025-01

文学

『文読む月日』-1月11日

この記事について汝らのうち最も大いなるものは、皆の僕とならん。およそ己を高うする者は卑められ、自らへりくだるものは高められん。(「マタイ伝」第二十三章一一、一二節)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳他者への奉仕や...
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『文読む月日』-1月10日

この記事について子供に自己の内部の神性を自覚させることこそ、その両親や教育者たちの最大の義務だと私は思う(チャンニング)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳子供の教育について、最も大切なことは人間の精神に備わる良心...
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『文読む月日』-1月9日

この記事について人間の頭脳にとって、あまりに早くあまりに多く学ぶよりも、全然学ばない方が弊害が少ない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳今の世の中はこの言葉が言われた世界からは想像できない状況だと思いますが、この...
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『文読む月日』-1月8日

この記事についてキリストの教えの実現のためには、その歪曲を取り除くだけで充分である。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳トルストイは、キリストの教えそのものは単純で明快であり、愛や慈悲、非暴力といった道徳倫理に基づ...
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『文読む月日』-1月7日

この記事について悪の誘惑に陥っている人に対して、残酷であってはいけない。自分も人から慰められたいように、君もその人を慰めるようにしなければならない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳トルストイの作品や発言の中には...
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『文読む月日』-1月6日

この記事について君が自分の欲情を制しえないで、何度罪に陥っても、けっして絶望してはならぬ。欲情との闘いを続ければ続けるほど、その力は衰え、それに対する勝利を容易にするのである。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳ト...
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『文読む月日』-1月5日

この記事について言葉によって人々の心に互いの反感を煽り、彼らの合一をを妨げる人間になってはいけない。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳今日の箴言は現代のネットリテラシーにも通ずるところがありますね。トルストイ自身...
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『文読む月日』-1月4日

この記事について善き人々は、あえてそのことを意識せぬまま互いに助け合っている。しかしながら悪しき人々は、意識的に互いに敵対行動をとるものである。(中国の俚諺)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳今日は善悪観がテーマ...
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『文読む月日』-1月3日

この記事について私は苦しい。だから神に助力を求める。しかしながら私が神に仕えるべきであって、神が私に仕えるべきではない。そのことを思い出せば苦しみも軽減するであろう。『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北御門二郎 訳今日のテーマ...
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『文読む月日』-1月2日

この記事について特定の教えを神の啓示ととる(だからそれは神学と呼ばれるのであるが)ことではなくて、われわれのあらゆる義務全般を神の誡めととることのなかに、およそ宗教の本質は存在する(カント)『文読む月日』ちくま文庫 レフ・トルストイ 作 北...